マルチタスクで【脳が破壊されてしまう危険性】仕事と勉強を超効率にするシングルタスクの基本とは?
実は、マルチタスクは「嘘」だった..
仕事の傍にメールをチェックする
勉強のBGMとして音楽を聴く
YouTubeを見ながらご飯を食べる
..といったことを普段していませんか?
これらに共通するのは、同時に2つの作業をするといった行動。
「時間を効率的に使えて良いね!」..と思いきや。。
実はそれらは、脳にかなりヤバイんです。
さて、10年前までは、仕事術を語る人たちの界隈で、
「2つの作業を並行して生産性爆上げ☆!」
..とか、
「1度に1つの仕事では勿体ない、時間を有効活用しよう!」
..などと言った宣伝文句が飛び交っていました。
いわゆる「マルチタスク仕事術」が流行っていて、それに関連した書籍もたくさん出ていました。
しかし、
最新科学の数々の研究で、それらは全て間違いで、生産性をあげるどころか、脳に過剰な負担をかけ、「生産性を爆下げ☆!」してしまうことが分かったのです。
島国である日本は、いい意味でも悪い意味でも、知識や流行が、世界と隔離されがちなので、マルチタスクが良いと思っている人が、未だに多いのが事実です。。
この事実は、心理学界は当然のこと、AppleやFacebookをはじめとする、ビジネスの最先端であるシリコンバレーでも「マルチタスク=時代遅れのゴミ」は常識となっています。
そもそも、我々の脳は同時に二つの事を処理できない。
私たち人間は通常の場合、「1度に1つのこと」にしか集中できません。
(つまり、シングルタスク)
勉強や仕事に取り掛かろうと思った時、
脳のシステム上、「一度に一つのこと」にしか集中できないので、一見すると、複数の作業をスマートにこなしている様に見えますが、実際は、脳の集中対象を何度もチョコチョコ切り替え続けていると言う状態なので、当然、作業効率はガクンと落ちます。
エアコンや、掃除機などの電化製品であれ車のエンジンであれ、スイッチを入れる瞬間が一番エネルギーを食いますよね。
人間の脳も同じです。
ですから何かと同時に作業を並行して行いながら集中状態を保つことは、実質的に不可能だということです。
ただし、歩いたり、呼吸をしたり..といった動作は別なんですがね..その辺の違いは、システム1やシステム2といって、別の領域の話になるので、またの機会に紹介します。
何かをしていてその後、別のことに切り替えたとしても脳は前回やっていたことを無意識的にも考え続けているのです。
つまり、あれをやってこれをやって(脳の集中対象を切り替えまくる)と言うことをしてしまうと、脳は切り替えにくたびれる上、どんどん考えることが蓄積して行きます。
マルチタスクは脳を疲弊させてしまい、私達のパフォーマンスを低下させてしまう原因と言えるでしょう。
2.そもそも人間は本来長い時間集中することが出来ないように設計されている。
人間は本来、長く集中することができない生き物です。
もっと言うと、長時間集中状態を保てる生物なんて地球上に存在しません。
時を戻し、石オノやヤリを持って動物を追っかけ回していた、狩猟時代を考えてみましょう。
今のような、地球上の他の動物を蹂躙する「科学力」が無かった時代のホモサピエンス(現生人類)は、とるに足りない存在だったのです。
トラ、ヘビ、サーベルタイガー..etc、他の大型動物に比べ、身体能力の圧倒的に劣った人類には、たくさんの天敵がいました。
そのため、「身の危険」が迫った時には、いち早く反応できるように、集中力を分散させる必要があったんですね。
猛獣の迫る中何かに没頭していてはすぐに食べられてしまいますからね。
つまり、1つの作業に集中することすら大変な私たちにとって、同時に複数のタスクに集中するなんて不可能ということです笑
つまり勉強や仕事に集中したいのであればマルチタスクはやめてシングルタスクを心がけよう!ってことですね。
まとめ
『シングルタスク』 ⇒ 一つの事柄に集中して取り組むこと。
『マルチタスク』 ⇒ 2つ以上の事柄を同時処理すること。(ながら作業や並行作業)
人間に最適なのは、シングルタスク一択。マルチタスクは同時に処理しているようで、実際の脳では活動場所を瞬時に切り替えているにすぎないのです。その結果脳は疲弊して行きます。
3.マルチタスクはあなたの脳を破壊する
マルチタスクは脳を疲弊させると紹介しましたが、マルチタスクを続けて脳を疲弊させ続けるとどうなるでしょうか?
4.マルチタスクはあなたの人生や家庭を壊す
マルチタスクは判断力を低下させるので自己コントロール力を低下させます。
例えば、あなたの彼女があなたの気に入っていた食器を誤って割ってしまったとしましょう。