【驚異の動物】世界最大の海獣、ミナミゾウアザラシ!
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今回ご紹介する動物は、恐ろしいほどの巨体を持つ世界最大のアザラシ、ミナミゾウアザラシです。
日本名: ミナミゾウアザラシ
学名: Mirounga leonina
寿命: 9年(北) 20~22年(南)
体長: 4~5メートル(オス) 2~4メートル(メス)
体重: 2000~4000kg(オス) 400〜1000kg(メス)
(オスは稀に体長7m体重5000kgにまで達する個体もいます。)
ミナミゾウアザラシの生態
ミナミゾウアザラシは、ほとんどの時間を海中で過ごしますが、哺乳類のため息継ぎのために数分間、海面から顔を出す必要があります。
その心肺機能が凄まじく、なんと深さ1,700mまで潜水することが可能!
そして、約120分(2時間)もの間、息継ぎなしで潜水したという記録もあります!
ミナミゾウアザラシは、普段は、おもにイカなどの頭足類や、サメなどを含む大きな魚を食べて生活しています。
持ち前の心肺機能を活かして、時おり、深海まで餌を獲りに行く事もあります。
名前の由来など
ゾウアザラシという名前はゾウのように大きいからという理由ではなく、その特徴的な大きな鼻に由来しています。
そしてミナミゾウアザラシは、 油や皮などを目当てとして人間に大量に乱獲された結果、個体数は絶滅寸前にまで追い込まれてしまったそうです..。
しかし、幸いなことに今では保護活動家たちの努力により生息数は回復してきています。
(絶滅を免れて良かったです..>_<)
(人と比較した写真、恐ろしいほどに大きな体)
昔は、さらに大きい種族がいた!?
ミナミゾウアザラシは、現存するクジラ類を抜いた海棲哺乳類(海獣類)の中では世界最大の種です。
しかし、近代までは、ミナミゾウアザラシよりも遥かに大きなステラーカイギュウ(Hydrodamalis gigas)という種が存在しました。
しかし、1768年ごろに絶滅してしまいました。(これも人間が原因で..)
ステラーカイギュウは体長7~8.5m 体重5~12トン(5000kg~12000kg)あったと言われています。
(何という巨大..)
絶滅してしまったステラーカイギュウについて書いた記事です。