【絶滅危惧種紹介】変わった特徴を持つ不思議なネズミ ピレネーデスマン
日本語名:ピレネーデスマン
英語名:Pyrenean desman
学名:Galemys pyrenaicus
モグラ目
体長11-15.6cm
尾長12.3-15.6cm
今回ご紹介するのは、シュノーケルのような変わった鼻を持つピレネーデスマン。
イベリア半島をはじめ西ヨーロッパの河川に生息しています。
肉食性で主に水生昆虫、エビ カニ、魚、貝類を食べ、水中での狩を行い、渓流などの水辺の地面に巣穴を作って生活しています。(夜行性で群れは作らずにほとんどの場合は単独で暮らしています。)
ピレネーデスマンは、この変わった長い鼻をシュノーケルのように活かして水に潜り、さらには昆虫をこの長い鼻で嗅ぎつけて捕食します。
なんて可愛らしい!それに泳ぎがとても素早いですね。
実はこのピレネーデスマン、年々個体数が減少していて、危険な状態にまで迫っているそうです。
絶滅の危機に瀕する種を追跡している国際自然保護連合(IUCN)の調査によると、人間による水質汚染や生息地の破壊により、ピレネーデスマンの個体数はこの20年間で60パーセントも減少してしまいました...。
なんとか回復に向かって欲しいですね..。(~_~;)
絶滅だけはして欲しくないです。