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『認知的不協和の解消』解説と具体例 - 心理学と脳科学

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「認知的不協和の解消」
 
それは、人が、自分の感情と合わない矛盾する行動を取ってしまった時、「矛盾(認知的な不協和)」を解消するために、変えられない行動の変わりに、感情を都合よく書き換えてしまう現象。
 

〜恋の始まる予感〜

 
人を助ける
(深く考えず起こした行動)
特に好きでもないこの人をなんで助けたんだろう?
(感情と行動に認知的不協和が生じる)
俺はこの人が好きなのか!
(矛盾を解消☆彡)
 
 

〜時間を費やしたから好き〜

 
叶えたい夢があったが結局、踏ん切りがつかずに適当に着いた仕事に何年も務める。
(深く考えず楽な方に流される)
あれ?なんで私、叶えたい夢があったのに、この仕事に何年もいるんだろう..?
(深い後悔を全力で回避!)
きっと私、夢よりも、今の仕事が好きなんだわ!
(矛盾を解消☆彡) 
 
 

〜認めるワケにはいかないんだ!〜

 
専門家の説明を聞いて理解できなかった..僕ってひょっとして..
(僕が頭が悪いという証拠)
でも僕は馬鹿なんかじゃない!
(認知的不協和が生じる)
 ああ、きっとコイツが話し下手な馬鹿なんだ!
(矛盾を解消☆彡)
 
 

〜欲しくなかっただけさ〜

 
みんなが食べてるあの美味しそうなブドウ、高い位置にあったので吾輩の身体能力では、届かなかった...
(吾輩はみんなより身体能力が低いのでは?)
でもプライドが高いので認めたくない。
(認知的不協和が生じる)
 あんなブドウは酸っぱいに決まってる!あ〜食べなくてよかった。
(矛盾を解消☆彡)
 
 
 
 
 

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